男は美化させてこそ忘れられるとおもう件。

ずっと忘れられない人がいた。

大好きすぎて、

こんなにも心でハマる人とは

これからの人生もう出会える気がしなくて、

だから何が何でも離したくなかった手。

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好きだけじゃうまくいかんなんて

ずっとそんな言葉嫌いやったし

そんなんうまくいかんかった人の

逃げ道やっておもってたけど、

好きだけじゃうまくいかんってことを

どうにもならんことを初めて知った。

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その手を離して２年。

春の桜も、夏の暑さも

紅葉も、イルミネーションも

気づけば2回目が巡ってる。

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時間が忘れさせてくれるから！

って

新しい人が出来ればすぐ忘れれるわ！

って

聞き飽きるほどにみんな同じ

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そんなに簡単に

忘れれたらどんなにラクか。

そう思いながら

気づけば２年の月日が流れてた。

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２年経った今、

たしかに傷は癒えた気がする。

でもやっぱり忘れたわけではない。

完全に心から消えたわけでもない。

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忘れたんじゃなくって

やっと整理がついた。

その表現の方がしっくりくる。

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きっとあの頃は、

好きとか憎しみとか自分への後悔とか

兎にも角にも「感情」ってもんに振り回されてた。

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それにあの頃はずっと

思い出の上に思い出が重なって

過去になっていくもんやと思ってた。

でも２年経って気付いたことは

案外そんなもんでもなくて

きっと重ねるもんでも比べるもんでもなく

1つの形として都合の良いように

美化されていくってこと。

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２年という月日をかけて

自分の感情も彼との日常も

ぜんぶ綺麗に美化された。

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だからもう振り回されることはない。

今は素直にありがとうっておもえる。

むしろ、そう思える思い出しか

もう今は思い出せなくなってる。

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やーっと進めそう。

恋せよわたし🤣！